16世紀巨匠の忘れられた作品、収納庫で発見 時価4億円超

発見されたファン・フェーンの作品

発見されたファン・フェーンの作品

(CNN) 米アイオワ州にあるアートギャラリーの収納庫に、16世紀のオランダの巨匠の作品が眠っているのが見つかった。時価は400万ドル~1100万ドル(約4億~12億円)と推定される。

作品を発見したのは同州デモインで美術館を営むロバート・ウォレン氏。2016年の米大統領選挙直前に、アートギャラリーの収納庫の中で、テーブルの背後に隠れていた古い絵画を発見した。神話上の人物を描いた作品で、薄汚れて傷み、ひびが入った箇所もあった。

作品の裏にあったオークション記録と思われるラベルを手がかりにして足跡をたどったところ、かつてニューヨークのメトロポリタン美術館で展示されていた作品だったことが判明。

この作品を同美術館に貸し出していた人物が、1900年代初めに一家でデモインに転居し、後に孫娘がこの作品など5点を地元の女性団体に寄付、同団体がウォレンさんの美術館内にアートギャラリーを設置していた。

作者については、ラベルには、ルネッサンス期の画家フェデリコ・バロッチの名が記されていたが、専門家の協力を得て調べた結果、オランダの巨匠オットー・ファン・フェーン(1556~1629)の作品だったことが分かった。

描かれているのは神話に登場するアポロとビーナスで、もう1人の子どもはビーナスの息子のキューピッドと思われる。制作年代は1595~1600年ごろと推定されている。

作品は1年がかりで修復を済ませており、ウォレンさんのギャラリーで常設展示する計画。一般への公開も予定している。

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