始祖鳥は飛べた? 現代の鳥と違う羽ばたき、X線で解明

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研究結果をもとに描かれた始祖鳥のイメージ図

研究結果をもとに描かれた始祖鳥のイメージ図

始祖鳥が生息していた約1億5000万年前のジュラ紀には、現在のドイツ南東部は熱帯の群島だったことから、始祖鳥が島から島へと飛んでいた可能性もある。

始祖鳥の羽ばたきについては、肩の骨格の構造が原始的で、胸骨が飛翔筋を支える構造になっていないため、翼を背中より上に上げることは恐らくできなかったと思われる。

それでも肩帯によって、チョウのように前方から上方への羽ばたきと、後方から下方への羽ばたきを繰り返すことはできたと研究チームは推定する。この説を裏付けるためにはさらなる研究が必要だという。

しかし現代ではこうした飛び方をする鳥はいない。効率が悪かったことから、こうした飛び方をする種は、やがて絶滅した。

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