先進諸国の19歳以下の死亡率ランキング、米国が最下位

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(CNN) 先進諸国の19歳以下の死亡率を比較した研究で、米国が1980年代からずっと最下位に位置していることが分かった。特に新生児の死亡や若者の自動車事故死、銃で撃たれて死亡する例が目立っている。

米ジョンズ・ホプキンズ病院のアシシュ・サクラール博士らのチームは国際プロジェクトのヒューマン・モータリティー・データベース(HMD)や世界保健機関(WHO)のデータを基に、経済協力開発機構(OECD)加盟国のうち豊かな民主国家とされる20カ国について、1961~2010年の子どもの死亡率を比較。医療政策専門誌の最新号に発表した。

それによると、子どもの死亡率はこの50年のうちに全体として次第に下がってきたものの米国はペースが遅く、19歳以下の全ての年齢で男女を問わず、他国より高い死亡率を示していることが分かった。

特に01~10年の期間、米国は対象国全体の平均に比べて乳児の死亡率が約75%、1~19歳の死亡率が約50%も高かった。この期間はニュージーランドもほぼ同じ率を示していた。スウェーデンや日本、アイスランドの死亡率は平均を下回った。

50年間で全年齢の子どもの死亡率が最も低かったのはスウェーデンだった。

米国で他国より多かったのは、早産や乳幼児突然死症候群(SIDS)を含む乳児の死亡例。この傾向はかねてから指摘されてきたが、数十年前から続いていたことが今回新たに判明したという。

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