パンダ絶滅の恐れやや後退、個体数が17%増 IUCN
(CNN) 国際自然保護連合(IUCN)は5日までに、野生生物の絶滅の危険度を示す「レッドリスト」を改訂し、ジャイアントパンダの危険度を1段階引き下げる一方で、ヒガシゴリラは絶滅の危険度がさらに高まったとして1段階引き上げた。
ジャイアントパンダは2004年から2014年にかけて個体数が17%増えたとして、「絶滅危惧IB類(Endangered)」から「絶滅危惧II類(Vulnerable)」に引き下げられた。
中国に生息するジャイアントパンダの数は2014年の統計で1864頭となり、04年の1596頭から増加した。
中国政府による取引禁止や保護区指定などの対策が奏功し、国際的な協力関係も進展。しかし気候変動の影響で生息地の竹林が脅かされるなど、依然として絶滅の危険にさらされる状況に変わりはない。