気候変動で「最貧困層1億人増」「7.6億人が家失う」恐れ

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インドのムンバイは水没の危険にある人口が最も多い都市の一つとされる=CLIMATE CENTRAL

インドのムンバイは水没の危険にある人口が最も多い都市の一つとされる=CLIMATE CENTRAL

もうひとつの報告書は米非営利組織(NPO)、クライメート・セントラルが発表した。それによると、気候変動で気温が4度上がるシナリオでは、海面上昇により世界で最大7億6000万人が家を失う。温室効果ガスの削減を進めて気温上昇を2度に抑えれば、家を失う人の数も1億3000万人まで減らすことができる。

水没の危険にさらされる人口が多い都市は上海、香港、コルカタ、ムンバイ、ダッカ、ジャカルタ、ハノイなど。上位10都市はすべてアジアが占めた。アジア以外では米国が最も多く、約2500万人が危険地域に住んでいる計算となる。

温室効果ガスの排出量が世界で最も多い中国は、水没の恐れがある沿岸部の住民も計1億4500万人と、世界最多。この人数は気温上昇を2度としたシナリオなら6400万人になる。

排出量2位の米国、3位のインドでも、2度の上昇に抑えれば、家を失う危険に直面する人の数をそれぞれ半減させることができるという。

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