国際宇宙ステーションで冷却剤漏れ、船外活動で修理

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船外活動をする宇宙飛行士=2006年、NASA提供

船外活動をする宇宙飛行士=2006年、NASA提供

(CNN) 国際宇宙ステーション(ISS)で太陽光発電装置の冷却に使われる液体アンモニアが宇宙空間へ漏出していることが判明したことを受け、飛行士2人は11日、船外活動を行い、修理作業を実施した。

米航空宇宙局(NASA)のキャシディ、マーシュバーン両飛行士が漏出の位置を調べ、ポンプ制御装置を交換した。作業は予定より1時間早く、5時間半で終了。地上の管制スタッフが新たな装置を始動させた後、両飛行士がアンモニア漏れのないことを確認した。NASAは今後も長期的に、修理部分の監視を続けるとしている。

NASAによると、アンモニア漏れは9日に見つかった。太陽光発電装置8基のうち1基の冷却システムから1日約2.3キロのペースで漏れ出していて、放置すれば10日までに残量ゼロとなる可能性もあった。ただISS全体の機能に異常はなく、この問題によりクルーが危険にさらされる事態は発生しなかったという。

アンモニア漏れは過去にも見つかったことがあり、昨年11月に修理作業が行われていた。

マーシュバーン飛行士ら3人はクルー交代のため、13日にISSを出発して帰還する予定。NASAによると、この日程に変更はないという。

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