ロシア石油大手ルクオイル会長が突然死、1年余りで2人目

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ロシア2位の石油会社ルクオイルの石油精製所=2022年4月22日、ロシア南部のボルゴグラード/Reuters

ロシア2位の石油会社ルクオイルの石油精製所=2022年4月22日、ロシア南部のボルゴグラード/Reuters

ロンドン(CNN) ロシア2位の石油会社ルクオイルは24日、同社のウラジーミル・イワノビッチ・ネクラソフ会長が突然死したと明らかにした。66歳だった。

自社ウェブサイトに投稿した声明で発表した。医師が下した初期段階の結論によると、死因は急性心不全だという。

ネクラソフ氏は50年近く石油・ガス業界に従事。現在は同社社長の顧問の職にも就いていた。

ロイター通信の報道によれば、ルクオイルはネクラソフ氏の死についてこれ以上のコメントを控えた。

わずか1年余り前には前任のラビル・マガノフ会長もモスクワ市内の病院の窓から転落して死亡した。ロシア国営メディアが伝えていた。

当時ルクオイルは、マガノフ氏が「重い疾患の末に他界した」とする声明を出したが、転落については触れなかった。

同社は世界で産出される原油の2%を生産し、10万人以上の従業員を抱える。昨年3月にはロシアによるウクライナへの全面侵攻に対し公に意見表明した数少ないロシア企業の一つとなって注目を集めた。

株主や顧客、従業員に宛てた当時の声明では、社の取締役らが「武装紛争のできる限り早期の終結」を呼びかけている。

侵攻後の数カ月で、ロシア実業界の有力者少なくとも8人が突然の死を遂げていた。

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