米テスラ、ドイツ工場での自動車生産を開始

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米テスラが、ドイツ工場での自動車生産を開始した/Christian Marquardt/Pool/Getty Images

米テスラが、ドイツ工場での自動車生産を開始した/Christian Marquardt/Pool/Getty Images

ワシントン(CNN Business) 米電気自動車(EV)テスラは22日、ドイツ首都ベルリンの郊外にある工場で、自動車生産を開始した。この工場では「モデルY」の製造を行う。

同工場の生産能力は年間50万台規模で、最大1万2000人を雇用する計画。工場の生産能力は米カリフォルニア州や中国・上海にある工場と同程度。テスラは米テキサス州オースティンでも工場を建設中で、近く操業が始まる見通し。

生産能力の向上はテスラの成長につながりそうだ。テスラが2021年に販売した自動車の台数は93万6000台と、20年の49万9550台からおよそ2倍となった。

欧州市場での自動車販売に占めるEVの割合は10%で、21年12月には西欧で初めてディーゼル車を上回った。LMCオートモーティブによれば、欧州のEV市場は独フォルクスワーゲン(VW)が24%のシェアを持ち、テスラが13%で続く。VWは21年、世界全体でのEVの販売台数は45万2900台とテスラの約半分だった。しかし、自動車全体でみれば、VWは890万台を販売していた。

テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は開所式で、この工場が持続可能なエネルギーの将来に向けた新たな一歩だと述べた。

開所式にはドイツのショルツ首相も出席した。ショルツ氏はツイッターへの投稿で、テスラの工場について、カーボンニュートラル(脱炭素)の手段となるとの見方を示した。

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