ジャガー・ランドローバー、英工場を改修 EV生産へ 

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ジャガー・ランドローバー(JLR)が英国で電気自動車の生産を計画している/Simon Dawson/Bloomberg via Getty Images

ジャガー・ランドローバー(JLR)が英国で電気自動車の生産を計画している/Simon Dawson/Bloomberg via Getty Images

ロンドン(CNN Business) 英ジャガー・ランドローバー(JLR)が英国で電気自動車(EV)の生産を計画していることがわかった。英国による欧州連合(EU)からの離脱について先行きが不透明な中で打撃を受けている自動車産業にとって、久しぶりの設備投資となりそうだ。

JLRによれば、高級セダン「XJ」がバーミンガム近郊の工場で生産される最初のEVとなる見通し。この工場の大規模な改修作業が月内にも始まる。

JLRは投資の詳細については明らかにしなかった。JLRは1月、ディーゼル車への需要の減少や中国での販売の減速を受けて、4500人の人員削減を発表していた。

英労働組合「ユナイト」は、JLRの発表について「先駆的」なものと指摘した。同労組はまた、自動車業界に対するさらなる投資は、貿易を保護するEUとの協定にかかっていると述べた。

自動車業界の経営幹部からは、無秩序な離脱はサプライチェーン(部品供給網)や生産の混乱、輸出への打撃になるとして警告の声が出ている。将来の貿易条件について先行きが不透明な状況が続き、自動車産業への投資が落ち込んでいる。

英国での自動車の生産台数は12カ月連続で減少。2019年1~5月期の生産台数は前年同期比で約15万台少なかった。

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