2次大戦の兵器が競売に、ノルマンディー参戦の戦車など 仏
ロンドン(CNNMoney) フランスの競売商「アールキュリアル」は第2次世界大戦中に使用された戦車、装甲車両、オートバイや軍用機を含む車両など120品の競売をフランスで18日に催すと発表した。
同社によると、同大戦終結のきっかけとなったとされる仏北部ノルマンディーでの上陸作戦やパリ解放の戦いに動員された車両などを含む。また、競売には、ヘルメット、制服や他の装備品も出品される。
出品の中で注目されそうなのは米軍の戦車「M4シャーマン」で、最大44万ドル(約4488万円)の落札価格を予想している。走行などの性能はまだ維持しているという。1944年8月のパリ解放の戦いに加わった1両としている。
2次大戦の欧州戦線で米陸軍が遭遇した最大の交戦とされる「バルジの戦い」に出撃した軽戦車「M24チャーフィー」も競売に出される。予想の落札価格は最大で27万5000ドル。この戦車はノルマンディーの戦車博物館で保存されていた。しかし、同博物館は入館者が少なくて経営不振に陥り、開館から3年後に閉館となったという。