米ウォルマート、卵をすべてケージフリーに切り替え

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米ウォルマートがケージフリー卵への100%の切り替えを発表した

米ウォルマートがケージフリー卵への100%の切り替えを発表した

ニューヨーク(CNNMoney) 米小売り大手のウォルマートは5日、2025年までに米国内のチェーン店で販売する卵をすべて、ケージ飼いされていない鶏が産んだケージフリー卵に切り替えると発表した。米国では大手食品会社やファストフードチェーン店が相次いでケージフリー卵への切り替えを表明している。

ウォルマートの販売は米国の食品販売の約25%を占めており、今回の発表でケージフリー卵の推進運動に大きな弾みが付きそうだ。

ケージフリー卵への切り替えは、ウォルマートが米国内で展開するチェーン店全4600店とサムズクラブの650店が対象となる。

動物愛護活動家によると、ケージで飼われている鶏は個々に極めて狭いスペースしか与えられず、羽を広げることさえできない状態にある。愛護団体のヒューメーン・ソサエティによれば、1羽当たりのスペースはA4サイズのコピー用紙1枚よりも小さいという。

ファストフード大手のマクドナルドは昨年9月、2025年までにケージフリー卵に切り替えると発表。ネスレ、タコベル、パネラブレッド、ゼネラルミルズ、ケロッグ、シェイクシャック、ホワイトキャッスルも最近、相次いで切り替えを表明した。

ウォルマートでは2001年から米国内の店舗でケージフリー卵を扱っていた。昨年には動物愛護上の懸念に対応できる解決策を見付けて実行すると表明していたが、100%の切り替え表明には至っていなかった。

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