サッカーのイスラエル代表、衝突開始後初の試合で敗北 国歌にブーイング

サッカー欧州選手権の予選を戦うイスラエル代表が、敵地でコソボに敗れた/Georgi Licovski/EPA-EFE/Shutterstock

2023.11.14 Tue posted at 19:35 JST

(CNN) サッカーのイスラエル代表が12日、同国とイスラム組織ハマスの衝突が始まってから初の試合となった欧州選手権予選のコソボ戦で敗北を喫した。

試合はコソボの首都プリシュティナのスタジアムで雨のなか開催され、イスラエルが0対1で敗れた。

SNS上で拡散した動画には、試合前に流れたイスラエル国歌に、コソボ側サポーターの一部がブーイングを浴びせる場面が映っていた。

大会を主催する欧州サッカー連盟(UEFA)はCNNへの声明で、国歌演奏中の妨害行為をめぐり、倫理委員会が手続きを開始したと述べた。

この試合は当初、先月15日に予定されていたが、軍事衝突が始まったため延期されていた。

前半の終わりにミロト・ラシカがゴールを決め、喜ぶコソボ代表の選手たち

コソボは前半終了間際に1点を入れた。この直後と後半冒頭にも得点のチャンスがあったがキーパーに阻まれ、そのまま逃げ切った。

予選のグループリーグで両国はI組に所属。コソボは同日の勝利で勝ち点10としたが、3位のイスラエルに1点及ばず、4位にとどまっている。

来年ドイツで開催される本大会には上位2チームが進出する。現在は1位がルーマニア、2位がスイス。イスラエルは15日、ハンガリーのパンチョ・アリーナでスイスと対戦する。

イスラエル代表のハザン監督は、本大会進出のチャンスはまだ残っていると語った。

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