他国のイスラエルへの軍事支援、貨物機200便で1万トン以上

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米国からの物資を搬送してきた米軍のC17=10月13日、イスラエル/Lolita Baldor/AP

米国からの物資を搬送してきた米軍のC17=10月13日、イスラエル/Lolita Baldor/AP

(CNN) イスラエル国防省は10日までに、複数の国が供与した軍装備品を積んだ貨物機はこれまで200便に相当すると報告した。

中身は弾薬、装甲車両や兵器など。イスラエル軍によると、パレスチナ自治区ガザ地区でイスラム組織「ハマス」との軍事衝突が始まった今年10月7日以降、他国が引き渡した装備品は量にして1万トン以上に達した。

国防省の報道担当者は、これら装備品の詳細に立ち入ることは拒み、米国による軍事支援の規模にも触れなかった。米国による兵器などの提供は軍事衝突が始まった直後から実施されていた。

同省は軍事支援物資の画像も公開したが、2種類の装甲車両などが含まれてもいた。

ガザでの交戦については、国際人権団体「アムネスティ・インターナショナル」が先に、多数の住民が殺害されたイスラエル軍の空爆に米国製の兵器が用いられていたと暴露し、米国は対応を迫られてもいる。

米国の国務省と国防総省は、同団体の報告書を精査していると述べてもいた。

一方、英国で7日、イスラエルへ兵器や軍事物資を渡しているとする工場の入り口の封鎖を試みる抗議活動が発生。親パレスチナの団体がSNS上で報告したもので、組合員ら1000人余が加わり、パレスチナの旗を掲げるなどしたという。

デモがあったのは英スコットランドのグラスゴーにある軍事関連企業「BAEシステムズ」の工場などの4カ所で、イスラエル軍がガザ空爆に投入している米国製の最新型戦闘機「F35」の部品を製造しているとも主張した。

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