イスラエル、1日4時間の戦闘休止 人道目的

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ガザ地区北部から徒歩で南部へ避難する人々=9日/Mohammed Salem/Reuters

ガザ地区北部から徒歩で南部へ避難する人々=9日/Mohammed Salem/Reuters

(CNN) 米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報担当調整官は9日、イスラエルがパレスチナ自治区ガザ地区の北部で、人道支援と民間人の避難を目的に1日に4時間の戦闘休止を始めると明らかにした。

イスラエルは戦闘の一時休止を開始するタイミングを3時間前に発表するという。

カービー氏は「戦闘を休止する間、ガザの北部地域で軍事作戦は行わないと聞いている。このプロセスは今日から始まる」と説明。戦闘の一時休止は「正しい方向に向かっているステップ」だとして、一時休止の導入を歓迎した。

同氏はまた「米国は民間人の死傷を最小限に抑えるよう、また死傷者数を減らすためにできるあらゆることを行うよう、イスラエルに促してきた」と指摘し、戦闘の一時休止は人々が危険な状況から逃れられる「一息つける数時間」となるとの見方を示した。

戦闘の一時休止は、イスラム組織ハマスがガザに拘束している人質が安全に通行するための「わずかな時間枠」ともなると述べた。

バイデン米大統領は同日、人道目的の戦闘の一時休止を3日以上行うよう呼び掛けていると記者団に語った。

米国人を含む200人超の人質を解放するプロセスについては「希望を持っている。事態は進展している」と述べた。

イスラエル軍がガザで地上侵攻と空爆を強化する中、ここ数日、ますます多くの市民が北部から南部へと徒歩で避難している。

イスラエル軍はこのところ、避難のための「回廊」を1日あたり4時間ほど設けており、9日には回廊の設置時間を6時間に拡大した。

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