イスラエル首相、停戦には同意せず 「今は戦争の時」
(CNN) イスラエルのネタニヤフ首相は30日、停戦には同意しないと言明し、戦闘を続ける姿勢を改めて示した。
ネタニヤフ氏は、「米国が第二次世界大戦の真珠湾攻撃や、2001年9月11日の同時多発テロの後で停戦に応じなかったのと同様に、イスラム組織ハマスの奇襲攻撃を受けたイスラエルが戦闘停止に応じることはない」と断言した。
「イスラエルに停戦を求め、ハマスへの降伏、テロリストや蛮行への降伏を求めても無駄だ」とも語った。
同氏はまた、平和にも時があると書かれた聖書の一節を引用したうえで、「今は戦争の時だ」と主張した。
自身の辞任を検討しているかと問われ、退散させる対象はただひとつ、ハマスだと主張。ハマスを「歴史のごみ箱」へ追いやることが「私の目標であり、私の責任だ」と述べた。
一方でハマスの報道官は30日、パレスチナ自治区ガザ地区に対するイスラエルの地上作戦について、「一部の限られた地区」を除けば不成功に終わっているとの見方を示し、ガザの人道状況は「破滅的」だと訴えた。