イスラエル国防軍、ガザ地区への地上急襲を続ける方針 報道官

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イスラエルの装甲車両=26日、パレスチナ自治区ガザ地区/Israel Defense Forces/Reuters

イスラエルの装甲車両=26日、パレスチナ自治区ガザ地区/Israel Defense Forces/Reuters

(CNN) イスラエル国防軍(IDF)のハガリ報道官は26日、テレビ会見を行い、パレスチナ自治区ガザ地区への地上急襲を今後も継続する方針を明らかにした。イスラム組織ハマスに対する戦争の次の段階に備えるためだという。

ハガリ氏によると、イスラエルの地上作戦の目的はハマス戦闘員の殺害や、全面侵攻に向けた地ならし、爆発装置や偵察拠点の無力化にある。

ハガリ氏の発言に先立ち、IDFは夜間にガザ地区北部で戦車を使った「限定的な急襲」を実施していた。

IDFは空や海からのガザ攻撃も続けており、ハマス幹部の殺害やハマスのインフラの破壊に重点を置いているという。

地上作戦に関する意思決定に米国が関与しているのか問われると、ハガリ氏は「米国とは常にやり取りしている。IDF参謀総長が米中央軍の司令官と毎日のように話をしている」と説明した。

また、イスラエルに到着した米軍顧問団の意見を聞いていることを認めつつも、「ガザ地区については我々も熟知している。最終的にはイスラエルの決定になる。イスラエルはこの戦争の目標を完遂する必要性を理解している」とした。

ガザ地区内の燃料状況を巡っては、イスラエルは当面ガザ地区への燃料搬入を許可しないと改めて表明。燃料がなくハマスの部隊は活動に苦慮しているとの見方を示し、ハマスが国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の施設から燃料を盗んでいると非難した。

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