ウクライナへの軍事支援、半分は米国 援助全体では北欧目立つ

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(CNN) ロシアの侵略に抗戦し続けるウクライナが昨年1月以降、主に西側諸国から受け取った援助額は今年の7月31日まで約3500億米ドルに達していたことが12日までにわかった。

CNNなどのまとめで判明した。世界各国による直接的な軍事支援額は約1000億ドル。ドイツのキール世界経済研究所のデータによると、このうちの約半分は米国からだった。

欧州連合(EU)が39%で次ぎ、ドイツ、デンマーク、ポーランド、オランダ、スウェーデン、フィンランドやチェコなどの加盟国の負担が目立った。EU圏以外の諸国では英国、ノルウェーやカナダの支出が多かった。

Source: Kiel Institute for the World Economy  Graphic: Henrik Pettersson, CNN
Source: Kiel Institute for the World Economy Graphic: Henrik Pettersson, CNN

ただ、国内総生産(GDP)比で全体的な援助額の割合を見た場合、ウクライナより経済規模が小さい欧州諸国の貢献が米国より大きいことが判明した。

同研究所によると、軍事、財政や人道支援面を含めた援助額の総計はEUが約851億ドルで、米国は2位だった。EUのこの数字には各加盟国が個別に申し出た金額は含まれていない。

2021年のGDP比では、ロシアと国境を接するノルウェーやバルト海に面する3カ国がいずれも1%以上を振り向けていた。デンマークも1%を超えた。この後にポーランド、スロバキア、チェコ、ドイツ、フィンランド、英国、オランダ、スウェーデンやクロアチアなどが続いていた。

一方で米国の割合は0.3%だった。

日本は米国より下位のカナダ、スイス、アイスランド、オーストリア、ルクセンブルク、ポルトガルの後に入っていた。

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