ウクライナの大聖堂や歴史地区、ユネスコの「危機遺産」に指定

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首都キーウの「聖ソフィア大聖堂と関連する修道院群」などが存続が危ぶまれる「危機遺産」に指定された/Yurii Stefanyak/Global Images Ukraine/Getty Images

首都キーウの「聖ソフィア大聖堂と関連する修道院群」などが存続が危ぶまれる「危機遺産」に指定された/Yurii Stefanyak/Global Images Ukraine/Getty Images

(CNN) 国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産委員会は、ウクライナの首都キーウにある聖ソフィア大聖堂とキーウ・ペチェルシク大修道院、および西部リビウの歴史地区を「危機遺産」に指定した。

ユネスコは、武力衝突や自然災害、公害などに脅かされている史跡や名所を危機遺産に登録している。

11世紀に建造された聖ソフィア大聖堂と関連する修道院群は、特徴的なモザイク画やフレスコ画で知られる。

ポーランドとの国境に近いリビウの歴史地区は、5世紀の城やシナゴーグ(ユダヤ教礼拝所)などの宗教建築物で構成されている。

危機遺産に指定されたのは、「ロシアの攻撃による破壊の脅威にさらされている」ためだとユネスコは説明。いずれもロシアのウクライナ侵攻が始まって以来、恒久的な脅威にさらされ続けていると述べ、「こうした史跡は直接的な攻撃のリスクに直面し、この2都市対する爆撃で生じた衝撃波に対しても脆弱(ぜいじゃく)な状態にある」とした。

その上で、危機遺産に指定することで「新たな緊急対策を実行に移すための追加的な資金的、技術的支援」に向けた道が開けるとしている。

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