ロシア軍のスロビキン上級大将、宇宙軍総司令官から解任

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ロシアのセルゲイ・スロビキン上級大将/Russian Defense Ministry Press Service/AP

ロシアのセルゲイ・スロビキン上級大将/Russian Defense Ministry Press Service/AP

(CNN) ロシア軍で一時、ウクライナ侵攻の指揮を執ったセルゲイ・スロビキン上級大将が、航空宇宙軍司令官の任を解かれたことが分かった。国営メディアが23日、ある情報筋の話として伝えた。

スロビキン氏は、6月にロシアの民間軍事会社ワグネルが反乱を起こしてから公の場に姿を見せず、当局に拘束されたといううわさも流れていた。

CNNが6月に独占入手した文書によれば、ワグネルに裏で協力した「VIPメンバー」とされる軍や情報機関の高官少なくとも30人の中に、スロビキン氏も含まれていた。

ロシア国営RIAノーボスチ通信は情報筋の話として、スロビキン氏の解任を受け、航空宇宙軍のビクトル・アフザロフ参謀長が司令官代行を務めると伝えている。

解任のニュースは、すでに閉鎖されたロシアのリベラル系ラジオ「モスクワのこだま」の元編集長、アレクセイ・ベネディクトフ氏が最初に報じた。同氏は22日、SNS「テレグラム」への投稿で、スロビキン氏が今後も別のポストで国防省に残ると伝えていた。

ロシア経済紙RBCは、スロビキン氏が解任されたのは別のポストへ移るためで、本人は現在、短期の休暇を取っていると説明した。

国防省の公式サイトでは、スロビキン氏の現職が今も宇宙軍司令官となっている。

同氏は昨年10月に、ウクライナ侵攻を統括する総司令官に任命された。しかし今年1月には軍制服組トップのバレリー・ゲラシモフ参謀総長が総司令官に就任し、スロビキン氏は副司令官3人の中の1人に降格していた。

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