イタリアに帰国のメローニ首相、洪水被災地を視察

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路上のがれきや泥を除去する消防士ら=21日、イタリア・フォルリ/Francesco Amendola/LaPresse/AP

路上のがれきや泥を除去する消防士ら=21日、イタリア・フォルリ/Francesco Amendola/LaPresse/AP

(CNN) イタリア北部で起きた洪水に対応するため、主要7カ国首脳会議(G7サミット)の開催地、広島から予定より早く帰国したメローニ首相は21日、甚大な被害を受けたエミリアロマーニャ州を視察した。

エミリアロマーニャ州では少なくとも14人が死亡し、3万6000人余りの住民が避難を強いられた。

州当局者らによると、このうち約5000人は、政府が避難所に指定した映画館や博物館に収容されている。住民が避難した地区は州全体の約16%を占めるという。

現地では片づけ作業が急ピッチで進められている。20日に撮影された映像には、土砂崩れで寸断された道路の復旧工事が映っていた。当局の発表によれば、州内の各地で20以上の川が氾濫(はんらん)し、280カ所以上で土砂崩れが起きた。

冠水した道路を歩きながら携帯電話で話す住民=21日/Marco Bertorello/AFP/Getty Images
冠水した道路を歩きながら携帯電話で話す住民=21日/Marco Bertorello/AFP/Getty Images

電力大手エネルによると、約2万7000世帯で停電が起きている。

同州はグルメの土地として知られるが、農地や家畜も大きな被害を受け、農協は「計り知れない」打撃を受けたと述べた。

現地では数カ月に及ぶ干ばつで土壌が劣化し、保水能力が低下したために洪水の被害が拡大したと、専門家らは指摘している。

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