また宗教指導者の逮捕、「信者の大量殺害に関連」する容疑で ケニア

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警察に護送されるエゼキエル・オンボク・オデロ容疑者(中央)=27日、ケニア・モンバサ/Stringer/Reuters

警察に護送されるエゼキエル・オンボク・オデロ容疑者(中央)=27日、ケニア・モンバサ/Stringer/Reuters

(CNN) ケニア当局は27日、テレビで説教を説く有力な宣教師1人を新たに逮捕した。「信者の大量殺害に関連する」罪で刑事告訴する見通し。

キンディキ内相は、南部のキリフィ県にある教会の牧師を務めるエゼキエル・オンボク・オデロ容疑者を逮捕したとツイッターで発表した。ただ容疑の詳細については明らかにしなかった。

教会は閉鎖され、施設内に身を隠していた100人以上の人々を避難させた。今後供述を求める予定だという。

オデロ容疑者は奇跡によって病人を治療すると宣伝。「生きた水」と形容するパック入りの水とハンカチを100ケニアシリング(約100円)で販売していた。

以前には地元メディアのインタビューに答え、容器の中はただの精製水だが自身の祈りがこもっていると説明。聖書の記述を引き合いに出し、多くの人々を癒やす力があることを示唆した。

また自身の教会は26ヘクタールの土地の中にあり、信者が寝泊まりできるゲストハウスもあると述べた。信者は世界中から集まり、毎週日曜には施設は満杯になるとも語ったとされる。車で訪れる信者のためにガソリンスタンドも建てたとしている。

オデロ容疑者の逮捕に先駆け、ケニアでは東部の森から少なくとも100人の遺体が発見され、社会に衝撃が走った。何人か生きている人も見つかったが衰弱し、やせ細っていた。これらの人々はグッド・ニュース・インターナショナル教会のメンバーだとみられる。

当局は教団を率いるポール・マッケンジー・ンテゲ容疑者を逮捕。子どもを含むメンバーに対し、餓死するよう促した疑いがもたれている。餓死により救いが得られると説いていたという。

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