ロシア、中国に殺傷兵器要請の「兆候」 NATO事務総長

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NATOのストルテンベルグ事務総長/Kenzo Tribouillard/AFP/Getty Images

NATOのストルテンベルグ事務総長/Kenzo Tribouillard/AFP/Getty Images

(CNN) 北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は21日、ロシア政府がウクライナでの戦争の強化に向けて、中国に対して殺傷能力のある兵器の支援を要請した可能性が高い「いくつかの兆候」があると述べた。

ストルテンベルグ氏はブリュッセルで記者団に対し、「中国がロシアに殺傷力のある兵器を搬送しているという証拠は何もない。しかし、ロシアから要請があり、中国当局が北京で検討している課題だという兆候はある」と述べた。

ストルテンベルグ氏は、中国はロシアに殺傷能力のある兵器の提供を行うべきでなく、そうした行為は違法な戦争を支援することになると警告した。

ストルテンベルグ氏の発言は、中国の習近平(シーチンピン)国家主席がモスクワでロシアのプーチン大統領と会談を行った時期と重なった。ロシアがウクライナに対する侵攻を開始して以降、中国政府は戦争に対して公平な立場を主張している。しかし、中国は、ロシアと同じくウクライナでの戦争をめぐりNATOの責任に言及し、侵攻を非難することを避け、エネルギーの購入を大幅に増やすことでロシアを財政的に支援している。

ストルテンベルグ氏は、習氏による3日間のロシアへの公式訪問について、中国とロシアが近年、より緊密な関係を築いていることを示すものだと語った。

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