ロシア艦船、米軍無人機の墜落海域に到着 残骸回収か

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米空軍のドローン(無人機)の「MQ9リーパー」/Senior Airman Christa Anderson/U.S. Air National Guard

米空軍のドローン(無人機)の「MQ9リーパー」/Senior Airman Christa Anderson/U.S. Air National Guard

(CNN) 黒海上空の国際空域で14日、ロシア軍戦闘機と遭遇後に米軍無人偵察機が墜落した問題で、米政府当局者は15日、ロシアの艦船が現場海域に到着したことを明らかにした。

ロシア政府高官は、成否は別として、残骸の回収を試みて同機を調べることを表明している。現場海域に着いた艦船が無人機の破片などを確保できるのかどうかは不明となっている。

米軍制服組トップのミリー統合参謀本部議長は、同機は水深が約1マイル(約1.6キロ)とみられる海域に落下したとし、回収作業には極度の困難さが伴うと指摘した。

米国家安全保障会議のカービー戦略広報担当調整官は、ロシア側が同機の残骸から何らかの有益な情報を引き出し得ることを不可能にする手立てを講じたと主張。

CNNの取材に、海上に浮遊している残骸は多分、飛行制御装置の表面部分のようなものだろうとの見方を示した。「再設計などをロシア側に許すような本質的な価値を持つものは何もないだろう」とした。「我々は彼らが手に入れるものをあまり心配していない」とも言い切った。

ロシア海軍は、同国が併合を一方的に宣言したウクライナ南部クリミア半島の港を拠点する艦船を含め数隻を黒海に展開している。

墜落した海域は同半島から南西へ約70マイル(約113キロ)離れた公海上。

米国は、無人偵察機は危険で無謀な妨害飛行をしたロシア軍機と衝突した後に墜落したと強調。一方、ロシア側は衝突の事実を否定している。

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