IAEA、ウクライナの全原発に安全管理要員を配置へ

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リウネ原子力発電所の冷却塔/Michael Robinson Chavez/The Washington Post/Getty Images

リウネ原子力発電所の冷却塔/Michael Robinson Chavez/The Washington Post/Getty Images

(CNN) 国際原子力機関(IAEA)は15日までに、グロッシ事務局長がウクライナを今週訪れ、同国内の全ての原子力発電所に安全管理の専門家を常駐させる対策の実現に努めると発表した。

声明で軍事紛争がウクライナで続く中で核災害の発生を阻むIAEAの支援策の強化とした。

ウクライナ中南部ザポリージャ州にあるザポリージャ原発には既にIAEAの要員チームが配置されている。西部のフメリニツキー原発には「今後数日内」に専門家が派遣されるとした。

グロッシ氏はリウネ、南ウクライナの両原発に加え、廃炉作業中のチェルノブイリ原発も訪問し、それぞれ2人のIAEA要員を置く準備を整えるとした。

首都キーウではウクライナ政府高官と会い、ザポリージャ原発周辺での設定を再三要請している安全区域の問題を話し合う予定とした。事務局長は安全区域の実現について、ウクライナ、ロシア双方と自らが行った協議では本来あるべき速さでの成果は得られていないとしながらも、進展はみられるとも述べた。

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