国際社会はロシアの「テロ国家」公認を  ビンニツァ攻撃受けゼレンスキー大統領

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ウクライナのゼレンスキー大統領/Office of The President of Ukraine

ウクライナのゼレンスキー大統領/Office of The President of Ukraine

(CNN) ウクライナのゼレンスキー大統領は14日の演説で、同国中部ビンニツァをミサイル攻撃したロシアをテロ国家として公認するよう国際社会に呼びかけた。

「ロシアは国際法、欧州、そして文明世界全体に対しての態度を示した」とゼレンスキー氏は述べ、「ウクライナへの侵略に関する特別法廷が早急に必要であることは疑う余地がない」と訴えた。

ゼレンスキー氏によると、ビンニツァへのミサイル攻撃では23人が死亡。その中には10歳以下の子ども3人が含まれるという。

同氏は「ロシアのテロの犠牲者」に補償するため、「世界すべての国にあるすべてのロシアの資産と資金」を没収するよう呼びかけた。

また「ロシアのエネルギー輸出への規制をできるだけ早く実施することが絶対に必要だ。これによりテロリストは国際社会を犠牲にして資金を賄うことができなくなる」とも主張した。

ゼレンスキー氏によると、「がれきの除去がまだ続いており、数十人が行方不明とされている」ため、ミサイル攻撃の最終的な死傷者数はまだはっきりしていない。「ミサイルの1つが医療センターを破壊した。中に人がいた」とも明らかにした。

ゼレンスキー氏は、死者の中にライザという名の4歳の少女が含まれていると述べ、少女の母親は「現在、危篤状態だ」と明らかにした。

「ロシアは、ちょうどオランダの国際司法裁判所でロシアの戦争犯罪に関する会議が開催されているときに、この少女の命を奪った」とゼレンスキー氏は非難した。

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