親ロシア派の「ドネツク人民共和国」、ウクライナ軍の砲撃で死者3人

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(CNN) ウクライナ東部で親ロシア派が自称する「ドネツク人民共和国(DPR)」は4日、ウクライナ軍の砲撃で3人が死亡、27人が負傷したと発表した。

DPRの防衛部隊は通信アプリ「テレグラム」上で住民に向け、不要な外出を控えて砲撃の間は避難所から出ないよう呼び掛けた。

DPR系のドネツク通信(DNA)は同部隊の話として、4日にウクライナ軍から約740発の砲弾が撃ち込まれ、民間人の死傷者が出たと伝えた。砲弾の一部は複数の多連装ロケット砲から発射されたという。

DNAによると、少なくとも民家32棟とアパート9棟、幼稚園4カ所、学校2カ所、店舗2カ所、ショッピングセンター10カ所、レクリエーションセンター1カ所が破壊された。

同日SNSに投稿された動画には、数十棟の建物が損壊し、人けのない市場跡の周辺で火が燃える場面が映っていた。

DNAはまた、ドネツクの北側に位置する街ヤシヌバタにある鉄道の操車場周辺で大規模な火災が起き、旅客車両17台と建物1棟に火がついたが、死傷者は出なかったと伝えた。

DPRの発表によれば、251カ所の変電所からの電線が切断され、ドネツクの住民4万7500人が停電の影響を受けている。

CNNは現地の被害状況などを独自に確認できていない。

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