リシチャンスクにロケット攻撃、8人死亡 ウクライナ当局者

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(CNN) ウクライナ東部ルハンスク州の軍政トップのセルヒ・ハイダイ氏は27日、同州リシチャンスクで、給水車から水を受け取っていた人々に対してロシア軍の攻撃があり、少なくとも8人が死亡したほか、42人が負傷したと明らかにした。

ハイダイ氏によれば、攻撃には多連装ロケットシステム(MLRS)が使われた。

CNNはハイダイ氏の発言について独自の確認が取れていない。ロシア政府から今回の事案についてのコメントは得られなかった。ロシアは民間人を標的にしていることを否定し続けているものの、それに反する多くの証拠が出てきている。

ロシア軍はリシチャンスクの占領に向けて戦力を集中させている。リシチャンスクはルハンスク州で依然としてウクライナ軍が実効支配している最後の都市だ。

ハイダイ氏によれば、ロシア軍はリシチャンスクに複数の方面から迫るなか、砲撃や空爆によって街を破壊している。

ハイダイ氏は、人道的な状況は悲惨で、多くの死傷者が出ていると述べた。

ハイダイ氏によれば、人道支援物資を運ぶための道路が激しい砲撃を受けているため、2日連続で物資を届けることができていない。麻酔など前もって依頼されていた医療物資については、これからより多く必要になることがわかっていたため届けることができたという。

ハイダイ氏は、ウクライナ軍は激しく抵抗を続けているものの、人員や物量の点でロシア軍が上回っているとの見方を示した。

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