近隣諸国の安定、EU拡大が「唯一の解決策ではない」 マクロン氏

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演説を行うフランスのマクロン大統領=15日、ルーマニア・コンスタンツァ近郊のミハイルコガルニセアヌ空軍基地/Yoan Valat/Pool/AP

演説を行うフランスのマクロン大統領=15日、ルーマニア・コンスタンツァ近郊のミハイルコガルニセアヌ空軍基地/Yoan Valat/Pool/AP

(CNN) フランスのマクロン大統領は15日、欧州連合(EU)への加盟がウクライナ、モルドバ、ジョージア(グルジア)といった近隣諸国の「安定のための唯一の答えにはなり得ない」との考えを示した。

マクロン大統領はモルドバの首都キシナウで行われた同国のサンドゥ大統領との共同記者会見で「まず第一に、正当に求められているプロセスであり、より効率的になるように欧州をシンプルにし続けなければならないからだ」と述べた。

また、防衛や安全保障といった重要な問題で協力するため、より広範な欧州政治共同体を構築することの重要性を強調した。

EU首脳は今月末に本部を置くベルギーの首都ブリュッセルでウクライナ、モルドバ、ジョージアの加盟申請について話し合う。フランスが議長国として開催される最後のEU首脳会議となる。

「私の役割は合意形成だ」とマクロン大統領は語った。

マクロン大統領によると、モルドバに6億5000万ユーロ(約910億円)の援助を約束する「欧州モルドバ支援プラットフォーム」にフランスは率先して取り組んできたという。

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