ウクライナ産農作物の輸出へ、安全な海路の構築重視 トルコ

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ウクライナ産農作物輸出を巡りゼレンスキー氏と電話会談したトルコのエルドアン大統領/Adem Altan/AFP/Getty Images/File

ウクライナ産農作物輸出を巡りゼレンスキー氏と電話会談したトルコのエルドアン大統領/Adem Altan/AFP/Getty Images/File

(CNN) トルコのエルドアン大統領は30日、ウクライナのゼレンスキー大統領と電話会談し、トルコ政府が、ウクライナ産の農作物を海上経由で輸出するための安全な経路の構築について特に重要視していると伝えた。トルコ側が会談の内容を発表した。

ゼレンスキー氏は先ごろ、ウクライナの穀物輸出の約半分に相当する2200万トンの穀物が、主要な輸出ルートである黒海やアゾフ海がロシア軍によって封鎖されているため滞留している状態にあると明らかにしていた。

エルドアン氏は、ゼレンスキー氏に対して、トルコはロシア政府とウクライナ政府との交渉を継続するためのあらゆる取り組みを行ってきたが、仲介も含めたさらなる支援を提供する用意があると述べた。

クレムリン(ロシア大統領府)によれば、ロシアのプーチン大統領もエルドアン氏と電話で協議を行った。プーチン氏はロシア政府がウクライナの港湾からウクライナの穀物を遅滞なく輸出することについて支持すると述べた。

クレムリンによれば、プーチン氏とエルドアン氏は、主に貿易や経済の分野での両国間の協力について話し合った。

クレムリンによれば、プーチン氏は、ロシアがトルコと協力して海路を通じて物の移送を遅滞なく進めるための用意があると伝えた。そこには、ウクライナの港湾からの穀物の輸出も適用されるという。

プーチン氏は、対ロ制裁が緩和されれば、ロシアは十分な量の肥料と農産物を輸出する用意があるとも述べたという。

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