ロシア外相、核戦争の危険性は「現実」

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ロシアのラブロフ外相/Alexander Zemlianichenko/Pool/AFP/Getty Images

ロシアのラブロフ外相/Alexander Zemlianichenko/Pool/AFP/Getty Images

(CNN) ロシアのラブロフ外相は25日、ロシアが核戦争のリスクを減らそうと努力していると主張した。しかし、ラブロフ氏は、核戦争の危険性については「現実」のものとの見方も示した。ロシアメディアとのインタビューの中で語った。

ラブロフ氏は、核戦争の危険性について、「それは現実で、過小評価できない」と述べた。

ラブロフ氏は、核戦争を認めないことが依然としてロシアの原則的な立場だとの認識を示した。ラブロフ氏は、当時の米国のレーガン大統領とソ連のゴルバチョフ書記長による有名な共同宣言である「核戦争に勝者はなく、核戦争が決して戦われてはならない」にも言及した。

ラブロフ氏はまた、現在の懸念は西側諸国に責任があり、西側諸国がロシアを信じようとしていないからだと示唆した。ラブロフ氏は、1980年代に米国とソ連との間で交わされた中距離核戦力を禁止した条約の継承に失敗したことを指摘した。

中距離核戦力全廃条約は2019年に失効したが、ラブロフ氏は、ロシアのプーチン大統領がそうした兵器の配備の停止を継続しようと提案したものの、米国が対応しなかったとの見方を示した。

RIAノーボスチ通信によれば、ラブロフ氏は西側諸国がウクライナに対して戦闘を継続するよう促しているとし、ウクライナ側の要求が変化していることで説明できると述べた。

しかし、ラブロフ氏は、依然として、「外交文書への署名」によって戦争を終結できると信じているとも語った。

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