ロシアが国際人道法の規範を「無視」 ウクライナ国連大使

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ウクライナのキスリツァ国連大使が国際人道法の観点からロシアを非難した/UNTV

ウクライナのキスリツァ国連大使が国際人道法の観点からロシアを非難した/UNTV

(CNN) ウクライナのキスリツァ国連大使は7日、国連安全保障理事会で、ロシアによるウクライナ侵攻について、ドイツが第2次世界大戦の戦闘中に国際人道法の規範を無視したことになぞらえて批判した。

キスリツァ大使は、ロシア軍が、「人道回廊」を通じて民間人を避難させようとするウクライナ当局の試みを妨害していると指摘した。

キスリツァ大使は、ウクライナの人々が人道回廊から避難できるのは、ロシア軍が完全に停戦を順守した場合だけだと述べた。

キスリツァ大使は、両国が避難路として一部の道路を割り当てた後にロシア軍が避難民に対して発砲したと指摘し、「ぞっとする」と述べた。

キスリツァ大使によれば、6日までに34の病院が完全に破壊されたとの報告があった。世界保健機関(WHO)によれば、ロシア軍の砲撃によって、ウクライナ人の医師6人が死亡したほか、11人が負傷した。

ウクライナ教育省によれば、ロシア軍のウクライナ侵攻が始まってから、211以上の学校が損傷するか破壊された。数千人の子どもが学習する権利を奪われたとしている。

ロシアのネベンジャ国連大使は、キスリツァ大使の指摘について、ロシア当局がモスクワ時間の8日午前10時からの停戦実施で合意していると繰り返した。キエフとチェルニヒウ、マリウポリなどで回廊が開かれる見通し。

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