サウジ主導の有志連合、イエメン首都を空爆 直前にはフーシがアブダビへドローン攻撃

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アブダビでのドローン攻撃の直後、サウジ主導の有志連合がイエメン首都を空爆した/CNN

アブダビでのドローン攻撃の直後、サウジ主導の有志連合がイエメン首都を空爆した/CNN

UAE・アブダビ(CNN) サウジアラビアが主導する有志連合は17日、イエメン首都に対する空爆を実施した。この直前、イランの支援を受けたイエメンの反政府組織フーシがアラブ首長国連邦(UAE)での死者を伴うドローン(無人機)攻撃で犯行声明を出していた。

サウジの国営メディアはツイッターで「脅威への対応と軍事的必要性からサヌアへの空爆が開始された」と発表。サウジとUAEの市民に対する攻撃は戦争犯罪であり、実行者は責任を負わなくてはならないと述べた。

アブダビの空港近くで起きたドローン攻撃では、少なくとも3人が死亡。このほかにも市内で複数の爆発が発生していた。

UAEの公式通信社によると、死亡したのはパキスタン人1人とインド人2人。アブダビ警察はフェイスブックで声明を出し、空港職員2人と他の爆発現場の6人の計8人が負傷したと明らかにした。

フーシの報道官は犯行声明を出し、「イエメンに対する攻撃姿勢を強め続ける限り、UAEは安全な国家ではない」と警告。今回の攻撃には弾道ミサイル5発と多数のドローンを使用し、ドバイとアブダビの空港、アブダビの石油精製所など複数の主要施設が標的になったと述べた。

そのうえで外国企業や市民、UAEの住民は重要な施設に近づかないよう警鐘を鳴らした。

フーシの犯行声明から数分後、サウジ主導の有志連合が空爆を開始。フーシの運営するメディアによれば少なくとも12人が死亡し、11人が負傷したという。

空爆はイエメン各地で過去24時間以内に24回以上行われ、大きな物的損害をもたらしたとも伝えられている。

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