英軍の女性兵士の62%、セクハラなど体験 国会報告

英軍の女性兵士の62%がいじめやセクハラなどの被害に遭っているとの報告が行われた/Friedemann Vogel/EPA-EFE/Shutterstock

英軍の女性兵士の62%がいじめやセクハラなどの被害に遭っているとの報告が行われた/Friedemann Vogel/EPA-EFE/Shutterstock

ロンドン(CNN) 英国国会は29日までに、英軍の女性兵士の62%が何らかのいじめ、セクハラや差別行為を受けた経験を有するとの報告書を発表した。

今回の調査には兵士、事務職などの職務の従事者や退役兵士を含む4100人以上の女性が身元の秘匿などを条件に証言。被害は、集団レイプ、薬物を用いての性的嫌がらせ、18歳以下の性的搾取や女性兵士を籠絡(ろうらく)させる男の兵士らによる野営地や艦上での「競争」なども含まれた。

一部の女性は、性的に言い寄られたことを拒んだためのいじめ被害も告白。男の集団がこの女性の友人を襲った場面も目撃したが、恐くなり報告出来なかったとの体験も明かした。

今回のような国会の報告書は史上初めて。国防省が国会による兵士らへの質問にこれまで課してきた規制の解除で実現した。

女性兵士問題などを担う国会の国防小委員会の委員長は声明で、軍は近年、改革に取り組んできたが多くの面で男性の世界が続いていることは明白と指摘。不満などに耳を傾ける制度は痛ましいほど不十分とも主張した。

女性兵士らは指揮系統に失望しており、幹部将校が自らの評判と昇進の道筋を守るため苦情を隠す疑いもあったとし、女性兵士は正義の実現を拒否されているとも述べた。

ただ、同委員長は今回の報告書作成に協力した女性兵士の10人に9人が軍でキャリアを積むことを推奨したとも語った。

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