親族死去の家族、コロナ治療のICUに乱入 ブラジル

リオデジャネイロの病院で、遺族が新型コロナウイルスの患者の治療に使われていた集中治療室(ICU)に押しかける騒ぎがあった/Buda Mendes/Getty Images

リオデジャネイロの病院で、遺族が新型コロナウイルスの患者の治療に使われていた集中治療室(ICU)に押しかける騒ぎがあった/Buda Mendes/Getty Images

(CNN) ブラジルのリオデジャネイロ市の病院で12日、入院中の親族が死去したことに動転した家族が新型コロナウイルスの患者の治療に使われていた集中治療室(ICU)に押しかける騒ぎがあった。

同市の保健衛生当局幹部によると、動揺した表情が明白だった家族は規制区域のICUに入り込み、標示を壊し、ドアを閉めるなどの行動に及んだという。警備員らが介入し、事態の沈静化を図った。

地元メディアは、家族はボルソナーロ同国大統領の呼び掛けに応じてICUの病床の使用状況を確かめようとしていたと報じたが、同幹部はこれを否定した。

大統領は国民に新型コロナの患者の治療病棟に入り状況を調べるよう促してもいた。11日にフェイスブック上で、地元の政治家は新型コロナ対策に絡め政府から補助金を引き出し、感染者激増の責任を政府に押し付けるため死者数を膨らませている可能性があるとも主張していた。

騒ぎが起きた病院の医師によると、ICUに乱入した家族は医療従事者に非難の言葉を浴びせ、看護区画に移って患者を困らせ、コンピューターを床に落とすなどの迷惑行為も働いたという。

身内を失った家族が気持ちを乱すのは理解出来るが、怒りを既に多大なストレスを抱えている医療従事者に向けるのは不公平と言わざるを得ないとも述べた。

米ジョンズ・ホプキンス大学の集計によると、ブラジル内の新型コロナの累計感染者数は日本時間の14日午後の時点で85万514人、死者数は4万2720人となっている。

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