新型ウイルス、イタリアや日本で状況悪化 中国湖北省は安定化

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新型肺炎の感染者が世界で11万5000人を超え、死者は4200人以上に達した/Shutterstock

新型肺炎の感染者が世界で11万5000人を超え、死者は4200人以上に達した/Shutterstock

香港(CNN) 新型コロナウイルスの感染者が世界で11万5000人を超え、死者は4200人以上に達した。感染拡大を封じ込めるための対策が各国で続けられている。

中国では過去数日にわたって新たに確認された感染者数が減少していたが、その傾向が覆って11日は微増に転じた。新規の症例数は9日の19例から10日には24例に増加。これは海外からの帰国者が原因とされ、複数の大陸で感染が急拡大する状況に対する対応の難しさを浮き彫りにした。

隣国の日本と韓国でも感染者数は増え続けている。日本では10日、新たに確認された症例数が厚生労働省の発表で54例に上った。

韓国では242例が新たに確認され、これで同国の合計は7755例になった。

中国と同様に、韓国でも過去数日は感染者数の伸びが鈍化する傾向にあり、状況が落ち着き始めているとの希望的観測も出ていた。新たな感染の広がりは、ソウル市内のコールセンターに関係している。

米国でも症例数が1000例を突破し、緊急事態を宣言する州が相次いでいる。

欧州では、欧州連合(EU)の全加盟国で症例が確認された。イタリアは依然として全面封鎖状態にあり、医療機関などが対応に苦慮する状況が続く。ドイツやフランスでも感染者数が急増している。

一方、新型コロナウイルスが発生した中国の湖北省は11日、企業などが徐々に活動を再開することを認め、一部の公共交通機関で運航を再開すると発表した。湖北省内で新たに報告された感染者数は激減し、10日は14人のみだった。

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