行方不明のサウジ記者、「殺害の証拠ある」とトルコ側

サウジ総領事館に入るジャマル・カショギ氏をとらえた監視カメラの映像/CCTV

サウジ総領事館に入るジャマル・カショギ氏をとらえた監視カメラの映像/CCTV

(CNN) サウジアラビアのジャーナリストがトルコ最大都市イスタンブールにあるサウジ総領事館に入ったまま消息を絶っている問題で、トルコ側は12日までに、記者の殺害を証明する映像と音声の記録が存在すると主張した。米紙ワシントン・ポストが、トルコと米国の当局者の言葉として伝えた。

同紙でコラムを執筆していたジャーナリストのジャマル・カショギ氏は今月2日、トルコ人婚約者との結婚に必要な書類を取りにイスタンブールのサウジ総領事館に入って以来行方が分かっていない。トルコ当局によればこの日、15人からなるチームがサウジから空路インスタブール入りしていた。この中にはサウジ政府と強い結びつきを持つ人物や法医学の専門家が含まれていたとされる。

ワシントン・ポストが前出の当局者の話として報じたところによると、当時の音声記録から、このチームがカショギ氏の死に関与したことがうかがわれるという。

録音内容を知っているという当局者の1人は匿名を条件に取材に応じ、「音声は領事館の中で録音されたもので、建物に入ったジャマルに何が起きたかを明らかにしている」と説明。「彼とほかの男たちがアラビア語で話しているのが聞こえる」「彼がどのように尋問され、拷問され、殺害されたかが聞き取れる」と語った。

サウジはカショギ氏失踪への関与を強く否定し、同氏はその日の午後に領事館を後にしたと主張する。しかし領事館の外で待っていた婚約者は、カショギ氏の姿を見なかったと証言。トルコ側はサウジ当局に対し、カショギ氏が領事館から出た証拠を提出するよう求めている。

一方、情報に通じた米国の当局者は11日、CNNの取材に対しカショギ氏が領事館の中で殺害されたとの見方を固めていると明かした。ただこれはあくまでも現時点での見解であり、最終的な結論を下したわけではないとも付け加えた。

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