中印首脳がルワンダ訪問、経済関係の強化図る

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ルワンダを訪問した中国の習近平国家主席(右)/SIMON MAINA/AFP/AFP/Getty Images

ルワンダを訪問した中国の習近平国家主席(右)/SIMON MAINA/AFP/AFP/Getty Images

(CNN) 中国の習近平(シーチンピン)国家主席とインドのモディ首相は23日、アフリカのルワンダを訪問した。アフリカ地域における経済的な関係の強化を図る狙いがあるとみられる。

アフリカ諸国を外遊中の習主席は、ルワンダのカガメ大統領と会談した。この後はモーリシャスも訪問し、サハラ砂漠以南のアフリカ全域を巡る予定となっている。

モディ首相は習主席と入れ違いでルワンダに到着した。両氏がルワンダを訪れるのは初めて。モディ氏は5日間の日程で、アフリカの3カ国を歴訪する。

習主席とモディ首相はともに、南アフリカで開かれる新興5カ国(BRICS)首脳会議に出席する。25日にはロシアのプーチン大統領も会議に参加する予定。

インドのメディアが報じたところによると、モディ首相はカガメ大統領と会談し、ルワンダ国内の主要なセクターへの投資について話し合った。また同国内に高等弁務官を置くことを発表したという。

ルワンダでの投資機会を探るインドに対し、中国はすでにルワンダにとって最大の貿易相手国であり、国内事業に膨大な資金を投じている。

駐ルワンダ中国大使によれば、中国は過去12年間でルワンダ国内のプロジェクトや合弁事業61件に対し4000億ドルを投資した。国内の道路の7割は中国企業が建設したものだという。

習主席は今回の訪問に際して声明を発表し、両国が1971年から外交関係を構築してきたと強調。今後も2国間の関係は強化され、中国からの投資も拡大する可能性があるとの見方を示した。

国際通貨基金(IMF)は今年初め、ルワンダの経済成長ペースがアフリカ諸国で3番目の水準にあると分析した。一方で複数の人権団体が、国内で言論の自由が制限されている実態などを報告している。

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