英テロにISIS関与か、実行犯がシリアで訓練 米当局者

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英テロ、爆発装置の残骸を公開

英イングランド・マンチェスター(CNN) 米当局者は25日、英マンチェスターで起きた自爆テロの実行犯とされるサルマン・アベディ容疑者(22)について、数カ月前にシリアに渡航して過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」の訓練を受けていたようだと語った。

米当局は、ISISがこの訓練を通じてアベディ容疑者に22日の自爆テロを実行させたと見ている。米当局者によると、同容疑者の家族も過激化していたと思われるという。

英国では警察が関係箇所の捜索を続け、特殊訓練を受けた武装警官が初めて列車に乗車してパトロールを実施。英国は、今回のテロに関連して共有した情報を米当局者がマスコミに漏らしているとして、一時的に米国との情報共有を中止したが、25日遅く、全国警察署長委員会(NPCC)が情報の共有再開を発表した。

捜査当局は、アベディ容疑者が関与していたネットワークの捜査に重点を絞り、関係者の摘発に力を入れている。マンチェスター警察によると、これまでに男8人が逮捕され、関係箇所の捜索では「捜査にとって非常に重要と思われる物品が見つかった」としている。一方、先に逮捕された女性1人は24日に釈放された。

今回の事件では、現場のコンサート会場にいた若者や子どもなど22人が死亡し、このうち18人の身元が25日までに確認された。

エリザベス女王はマンチェスター市内の子ども病院を訪れて負傷者を見舞い、事件について「非常に悪質」と形容した。

市内の病院にはまだ75人が入院中で、うち23人が重体となっている。25日には、1分間の黙祷(もくとう)がささげられた。

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