トランプ氏、トルコ大統領と会談 対テロ対策で連携へ

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記者会見に臨むトランプ大統領(右)とエルドアン大統領=16日

記者会見に臨むトランプ大統領(右)とエルドアン大統領=16日

ワシントン(CNN) 米国のトランプ大統領は16日、ホワイトハウスで、訪米したトルコのエルドアン大統領と会談した。会談に関する短い公式文書では、テロとの戦いにおいて両国の協力の必要性が繰り返し述べられた。

トランプ氏はエルドアン氏とともに記者会見に臨み、「我々は素晴らしい関係を築いており、それをさらに素晴らしいものにする。力強く確かな話し合いを持つことを楽しみにしている」と述べた。

トランプ氏は歓迎の言葉を述べたものの、米国とトルコは緊張関係にある。

トルコでは昨年、クーデター未遂が発生したが、トルコが事件の首謀者として名指しした米国在住のイスラム指導者ギュレン師について、米国は引き渡しを拒否している。

トランプ大統領は先ごろ、過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」の掃討に向けて、クルド人民兵への限定的な武器供与を承認した。トルコはこうしたクルド人民兵を非合法組織「クルディスタン労働党(PKK)」の一派とみなしている。

エルドアン氏は、対テロや、経済や貿易関係の構築で、トルコと米国が緊密に協力する新しい時代が始まると強調。一方で、エルドアン氏は、ギュレン師やクルド人民兵への武器供与について不満も表明した。

トルコは北大西洋条約機構(NATO)の一員でもあり、米国はISIS掃討作戦のためにトルコ国内の空軍基地を利用している。過去数年間、エルドアン政権が独裁的な傾向を強めるにつれて、オバマ前米政権はトルコから距離を置くようになっていた。

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