日本の自衛隊、その実力は<2> 水陸機動団の編成進む

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キューン教授は、自衛隊が「行き過ぎ」を避け、これまで自衛のために力を培ってきた道筋からそれないよう注意しなければならないと警告する。

「日本はアジアで領土を支配しなくてもビジネスをするというすべを見出した」と指摘。それは、第2次世界大戦で日本軍がやろうとしてできなかったことだという。

たとえ自衛に限定しても、日本の部隊が遠方で活動することは可能だ。国連平和維持活動(PKO)に参加してきた実績から分かる通り、海上自衛隊には部隊や装備を世界中に運ぶ能力がある。

PKOでの役割は今後、日本政府に難問を突き付けることになるかもしれない。日本では先月、PKOに参加する自衛隊に「駆け付け警護」の任務を付与する閣議決定が下され、任務の遂行に必要な武器使用が認められることになった。

新任務を担って南スーダンでのPKOに派遣される自衛隊員は、総勢300人余りになる。

日本の部隊が武器の使用を強いられる局面があるかどうか、あるとすればどの時点になるのか。それを予測することは不可能だが、ミゾカミ氏は「自衛隊員がすぐに引き金を引くとは考えにくい」と話す。

「自衛はするだろうが、戦いたくてしかたがないという心境ではないはずだ」と、同氏は言う。日本の部隊はこの70年以上実戦で敵を狙って撃ったことはなく、日本人司令官はだれも最初の1人になりたいとは思わないだろうとの見方を示した。

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