日本の調査捕鯨船、南極海へ出発 2年ぶりに捕鯨再開

濃い青色がNEWREP―Aの調査領域

濃い青色がNEWREP―Aの調査領域

(CNN) 日本の調査捕鯨船団が1日、山口県下関市から南極海へ向けて出発した。新たな調査計画に基づき、来年3月までに333頭のミンククジラを捕獲する予定だ。

調査捕鯨は、国際司法裁判所(ICJ)が昨年3月に出した判決を受けて中断されていた。ICJは、日本が実施していた南極海鯨類捕獲調査(JARPA)2を研究目的と認めず、許可の取り消しと中止を求める判決を下した。

これに対して日本は新たに、今後12年間、毎年333頭までのクジラを捕獲することを定めた新南極海鯨類科学調査計画(NEWREP―A)計画を発表した。

水産庁で捕鯨交渉を担当する諸貫秀樹氏はCNNとのインタビューで、商業捕鯨の再開に向けて科学データの収集を続けるという政府の立場に変更はないと語った。水産庁は、クジラの資源管理に必要とされる性成熟年齢の算出にはクジラを捕獲する「致死的調査」が不可欠だと主張する。

だが捕鯨再開には国際社会から批判が集中している。オーストラリアのハント環境相は「調査と称してクジラを殺す行為は、いかなる方法でも受け入れられない」と強調。ニュージーランドのマカリー外相も南極海での捕鯨に「強い反対」を表明し、日本はICJの判決や国際的な専門家の意見に従うべきだと主張した。

国際環境保護団体シー・シェパードはオーストラリア当局に対応を呼び掛けるとともに、「犯罪行為を見かけたらこれまで通り妨害する」との構えを示している。

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