ロシア機墜落、機内にISISの爆弾の可能性 米当局者

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
墜落機の残骸=エジプト首相府

墜落機の残骸=エジプト首相府

これに先立ち英首相官邸は、「まだ捜査は続いており、ロシア機の墜落原因について断定はできない」としながらも、「より多くの情報が明るみに出る中で、同機は爆発物によって墜落した可能性があるとの懸念が強まった」と発表していた。

シャルムエルシェイクから英国へ向かう予定だった便は出発を見合わせ、英国の航空専門家が同地の空港で安全対策を検討しているという。

アイルランドの航空当局も同日、シャルムエルシェイクの離発着便は当面の間、全便の運航を停止すると発表した。

同日夕刻にシャルムエルシェイク出発便に乗る予定だったという英国人観光客は、空港ターミナルに到着した英大使館職員の誘導でバスに乗り、市内のホテルに泊まることになった。空港には緊迫した空気が漂い、乗客らが係員に怒鳴り散らしたりしているという。

シャルムエルシェイクはビーチリゾートとして海外からの観光客らでにぎわう観光地。ロシア機が墜落したのは同地から北へ約300キロの地点だった。シナイ半島ではここ数年、ISIS系の武装勢力とエジプト治安部隊の衝突が続き、何百人もの死者が出ている。

エジプト内務省は3日の時点で、「(同機の墜落が)テロだったことを示す根拠はない」との判断から、シャルムエルシェイクの空港や市内の警備の強化は行っていないと説明していた。

一方、在エジプト米大使館は職員に対し、墜落原因が明らかになるまでシナイ半島へは行かないよう指示した。

「World」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]