中国当局、HIV感染の8歳少年を保護へ 村からの追放受け

香港(CNN) 中国南西部の四川省で、エイズウイルス(HIV)に感染した8歳の少年が村から追放処分を受けていたことが分かり、中国政府がこの少年を守ると表明した。

人民日報によると、村は12月上旬に開いた会合で、少年を村から追い出すことを全会一致で決議した。少年の追放を求める請願には、少年の祖父も含めて200人以上の住民が署名。「少年はエイズと診断され、住民や子どもたちに多大な不安を与えている。住民と子どもたちの安全を守るため、当局が少年を隔離して治療を受けさせることを望む」と要求していた。

少年は母子感染でHIVに感染していることが2011年に分かり、学校を退学させられて住民から排除されていた。

これまで69歳の祖父と暮らしていたが、受け入れてくれる学校がないため1人で過ごすことも多く、「誰も僕と遊んでくれない」と話していたという。

人民日報では、「あの子は時限爆弾のようなもの。同じ年頃の私の娘がもし一緒に遊んでいてかまれたらどうなる?」という住民の言葉も伝えている。

両親は広州で出稼ぎ労働をしているが、祖父によれば少年がHIV感染の診断を受けた後は仕送りが途絶えたという。

英字紙チャイナデイリーによれば、中国の衛生当局は少年に治療と教育を受けさせ、生活費を支給すると表明。地元当局も少年の権利を保護しなければならないと強調し、HIVに対する偏見をなくすための啓発キャンペーンを計画している。

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