米・キューバ、国交正常化へ 半世紀ぶり

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釈放され帰国したアラン・グロス氏=17日、ホワイトハウス提供

釈放され帰国したアラン・グロス氏=17日、ホワイトハウス提供

両国の親善の証しとして、2009年以来キューバで拘束されていた米国人のアラン・グロス氏は同日午前、「人道的」見地から釈放された。また、20年にわたって拘束されていた米情報要員も、キューバのスパイとして服役していた3人と引き換えに釈放された。

オバマ大統領とカストロ議長は発表前日の16日、1時間にわたって電話で会談していた。両国の首脳レベルの電話会談は、キューバ革命以来となる。

米国務省はキューバをテロ支援国家に指定しているが、オバマ大統領はこの指定を見直すようケリー長官に指示したことも明らかにした。

当局者によると、外交関係が復活すれば、米国人のキューバへの渡航やキューバとの取引もしやすくなる。ただし観光目的での渡航は認められない見通しだという。

ただ、来年1月から始まる米国議会で多数を制する野党共和党が反発するのは必至だ。

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