トルコ機でハイジャック未遂、ソチ行きを要求

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トルコ機でハイジャック未遂

(CNN) ウクライナのハルキウからトルコのイスタンブールに向かっていたトルコの格安航空ペガサス航空機の機内で7日、乗客の1人が「機内に爆弾がある」と脅迫し、冬季五輪が開催されているロシアのソチに向かうよう要求した。トルコ当局者が明らかにした。

しかし、ペガサス航空機の乗員は容疑者の要求に従わず、トルコの空軍管制センターにハイジャック警報を送った。同センターは午後5時20分に警報を受信し、その約20分後にトルコ軍の戦闘機が緊急発進し、同機を黒海上までエスコートした。結局、同機は午後6時4分にイスタンブールのサビハ・ギョクチェン空港に無事着陸した。

イスタンブールのムトゥル知事は午後10時ごろ、短文投稿サイト「ツイッター」上で、ハイジャック犯を制圧し、他の乗客は無事に飛行機を降りたと述べた。また知事は、その後の記者会見で、トルコの特殊部隊が飛行機に乗り込んで容疑者を拘束したと部隊の「敏速な職務遂行」を称賛し、さらに容疑者から爆発物は発見されなかったと語った。知事によると、容疑者の男は酔っていた様子はないが、他の薬物を使用していた可能性はあるという。

ウクライナ外務省は声明の中で、容疑者の男はウクライナ人で、機内から爆発物や銃は発見されず、容疑者は自ら投降したと述べたが、イスタンブールのムトゥル知事は「容疑者の説得を試みたが、失敗したため、武力を行使せざるを得なかった」と語った。ただ、知事によると、トルコ当局は銃は使用しておらず、容疑者は軽傷だという。

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