中国の防空識別圏設定で高まる緊張――問題のポイントは?

B52戦略爆撃機=SRA Brittany Y Auld/US Air Force提供

B52戦略爆撃機=SRA Brittany Y Auld/US Air Force提供

米国のADIZの解釈は中国と異なる。新華社通信によれば、中国はこの空域を単に通過する航空機と、中国領空に入ろうとする航空機を区別していない。

だが米国のケリー国務長官は23日、「米国は領空に入る意思のない外国機にADIZの規則を適用しない」と強調。中国のような立場には同意できないと明言した。米国にとって中国の防空識別圏は尖閣諸島を巡る問題にとどまらず、公空の飛行の自由にかかわる問題でもある。

6.中国の防空識別圏に他国はどう対処しているか

米国が中国のADIZに強い不快感を示した後、米軍機2機が中国に通告せずに圏内を飛行した。

激しい非難の応酬も続いている。米国が中国の動きを「誤解と誤算の危険性を高める」と批判したのに対し、中国側は「無責任な発言だ」と反発した。

新華社通信の論説では、日米がすでにADIZを設定しているのに中国に同じことをさせまいとするのは不当だとの主張が展開されている。

韓国と中国の間では近く、両国のADIZが重なる問題を巡って、国防当局者による協議が開かれる見通しだ。

7.民間航空機は影響を受けるのか

中国の発表によると防空識別圏の規則はすべての航空機に適用されることになっているが、詳細は明らかでない。

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