パキスタンのポリオ予防接種、医療従事者襲撃を受け停止

ポリオの予防接種を受ける生後3カ月の子ども=2012年7月、パキスタン

ポリオの予防接種を受ける生後3カ月の子ども=2012年7月、パキスタン

イスラマバード(CNN) パキスタン南西部バルチスタン州当局は18日、同州で実施されていたポリオの予防接種を無期限停止とする方針を明らかにした。接種を担当する医療従事者への襲撃が相次いでいることを受けた措置とみられる。

世界保健機関(WHO)とパキスタン警察がCNNに語ったところによると、南部カラチと北西部ペシャワルで17日から18日にかけ、子どもたちへの予防接種を実施していた女性計6人が銃撃を受けて死亡した。今年7月にはカラチ市内で、予防接種に従事していたWHOの医師と運転手が襲われ、負傷していた。

バルチスタン州当局の報道官によると、同州クエッタ、キラアブドラ、ピシンでの接種が「従事者の安全への脅威」を理由に無期限で停止される。

同国では昨年、米軍による国際テロ組織アルカイダ指導者オサマ・ビンラディン容疑者の殺害作戦に先立ち、同容疑者の潜伏先を確認する目的で、米中央情報局(CIA)が予防接種を装って家族らのDNAを採取した。これをきっかけに、予防接種に対して懐疑的な見方が広がっていた。

今年6月には、同国北西部の部族地域を拠点とするイスラム武装勢力タリバーンの司令官が、米軍が無人機による越境攻撃をやめない限り、同地域の北ワジリスタン地区で子どもたちへのポリオ予防接種を禁止すると発表していた。

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