トランプ氏、改めてパナマ運河の奪還を主張 「さもなければ強力なことが起きる」

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パナマの大統領官邸に到着したパナマのムリノ大統領(左)とルビオ米国務長官=2日/Mark Schiefelbein/AFP/POOL/Getty Images

パナマの大統領官邸に到着したパナマのムリノ大統領(左)とルビオ米国務長官=2日/Mark Schiefelbein/AFP/POOL/Getty Images

(CNN) トランプ米大統領は2日、中米パナマのパナマ運河について、改めて取り戻すと主張し、「さもなければ非常に強力なことが起きるだろう」と警告した。パナマ運河周辺での中国の存在をめぐり、米国とパナマの間で緊張が高まっている。

トランプ氏は記者団に対し、「中国が運営しているパナマ運河は、中国に与えられたものではなく、愚かにもパナマに与えられたものだが、パナマが協定に違反したので、我々は取り戻すつもりだ。さもなければ非常に強力なことが起きるだろう」と語った。

パナマ運河の管理を米国の手に取り戻したいとトランプ氏が繰り返し公言することで引き起こされた外交的な混乱は、トランプ氏の発言の数時間前にルビオ米国務長官がパナマのムリノ大統領と会談したことで、鎮静化したようにみえていた。ルビオ氏は国務長官就任後初めての外遊に出ており、パナマを訪問していた。

ムリノ氏はルビオ氏に対して、パナマ運河に関するパナマの主権について議論の対象ではないとしつつ、パナマ運河をめぐる中国の影響力とされるものへの米政府の懸念には対処すると述べていた。

ムリノ氏によれば、パナマは、中国の巨大経済圏構想「一帯一路」に関して2017年に中国との間でかわした覚書について更新しないという。

ムリノ氏は記者団に対し、パナマが、インフラのプロジェクトなど、新たな投資について米国と協力を模索する考えを明らかにした。

ルビオ氏は、ムリノ氏や外相との会談で、中国によるパナマ運河の「支配」に対する懸念は、運河の中立性と運営に関する条約に従い、米国が自国の権利を守るために必要な措置を取らなければならないことを意味する可能性があると伝えた。

パナマ運河は1977年の条約に基づいてパナマに返還されたが、条約では、国内の紛争や外国勢力によって運河の運営が妨害された場合に、米国の軍事介入が認められている。

ムリノ氏は、米国がパナマ運河奪還のために軍事力を行使するという現実的な危険性はないと思うと述べた。

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