撤去決まった「天国への階段」、不法侵入続き逮捕者も 米ハワイ

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米ハワイ州オアフ島のハイク・ステアーズを歩く訪問者/Laszlo Podor/Moment RF/Getty Images

米ハワイ州オアフ島のハイク・ステアーズを歩く訪問者/Laszlo Podor/Moment RF/Getty Images

(CNN) 米ハワイ州オアフ島の絶景スポットとして知られるハイク・ステアーズ(通称・天国への階段)の撤去作業が進められるなか、「最後の機会」と考えた訪問者の不法侵入が後を絶たず、逮捕者も出ていることがわかった。

ハイク・ステアーズは第2次世界大戦中に米海軍が建設。1987年から立ち入り禁止になっていたが、観光客やユーチューバーなどの訪問が後を絶たなかった。

ハイク・ステアーズを訪れる公式のルートは存在せず、絶景を求めて現地を訪れる人の多くは私有地を通過していく必要があった。SNSなどに道案内を投稿するものもいて、さらに訪問者が増えた。

こうした訪問者の増加とそれに伴う悪質な行為は、ホノルル市議会が2021年にハイク・ステアーズの撤去を決議した際の理由の一つに挙げられていた。

地元当局は今月に入り、22日から撤去作業を開始すると発表。このため、現地を訪れる「最後の機会」と考えた訪問者が急増していた。

CNN提携局によれば、23日には第1級の不法侵入により5人が逮捕され、起訴された。

警察によれば、20日と21日の週末には、訪問者60人に対して警告を行ったほか、第2級不法侵入の召喚状が8件、駐車違反の取り締まりが25件あった。第2級不法侵入は軽犯罪にあたる。

撤去されたハイク・ステアーズの行方は決まっていないが、地元の観光名所「クアロア・ランチ」が購入と設置について興味を示している。

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