ファストフード店で就労2カ月の判決、店員に皿投げた客に 米

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店員に食べ物を投げつけた客に、ファストフード店での2カ月の就労を命じる判決/Luke Sharrett/Bloomberg/Getty Images/FILE

店員に食べ物を投げつけた客に、ファストフード店での2カ月の就労を命じる判決/Luke Sharrett/Bloomberg/Getty Images/FILE

ニューヨーク(CNN) 米オハイオ州パーマの地方裁判所はこのほど、ファストフード店チボトレで従業員の対応に腹を立て熱い食べ物を盛っていた皿を顔面に投げ付けた女性(39)に、禁錮1カ月とファストフード店での2カ月の就労を命じる判決を下した。

禁錮3カ月あるいは、禁錮1カ月に加えファストフード店での2カ月の就労のどちらかを選ぶよう被告に宣告。就労の場合、週に20時間の労働も命じていた。

地方裁の判事は判決公判で、「店内で客をもてなす人々の気持ちを2カ月間働いて思い知るのか、収監を味わいたいのかのどちらかだ」と迫ってもいた。

子ども4人を持つ被告は軽犯罪の攻撃行為などの罪を認め、どこかの店で働くことを選んだ。ただ、今月6日の時点で働き口は見つかっていないという。

店での騒ぎは今年9月5日に起きたもので、しかりつける従業員の顔面に至近距離で皿を投げる被告の様子を捉えた動画はネット上で話題も集めていた。

判事は、この種の判決を言い渡したのは初めてとしながらも、これまでも似たような案件を扱ってきたとの体験も明かした。裁判官歴が30年になる中で、その件数は求めたくもない水準に達したとも述べた。

被害者の女性店員は今回の騒ぎを受けて、チボトレの仕事をやめ他の職場を見つけたという。

判事によると、被告は審理で罪を認めながらも店で出された料理に文句を言っていたとし、本当に贖罪(しょくざい)の気持ちを持っているのかは不明とまで指摘。審理では被告を、料理のブリトーの提供の仕方が気に入らなかったのだろうが、刑務所でも同じ料理が出たのならまた不満を持つのではともいさめた。

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